抹茶のお菓子をお取り寄せしたい。そう思って検索すると、「抹茶スイーツ ランキング」のようなページがずらりと並びます。
ただ、順位の高いものを選んでも、届いてから困ることがあります。冷凍便が届いたけれど冷凍庫に入らない、日持ちが短くて食べきれない、贈ったら相手に気を使わせてしまった。おいしさより先に決まってしまうところがあるのです。
この記事では、その先に決まるところから整理します。和菓子(主菓子や干菓子)のお取り寄せは家で楽しむ和菓子のお取り寄せに別にまとめたので、ここでは抹茶を使った焼き菓子や洋菓子を見ていきます。
抹茶のお菓子は、色と香りが落ちやすい
はじめに、抹茶という材料の性質をひとつだけ。
抹茶は、光・湿気・空気・熱に弱いお茶です。だから抹茶を使ったお菓子も、時間が経つと緑が沈み、香りが抜けていきます。同じ材料費をかけても、作ってから日が経ったものは色が変わります。
抹茶そのものの保存については開けたあとの抹茶、どう保存する?にまとめました。お菓子になっても、弱点は同じです。
だから抹茶のお菓子のお取り寄せは、どの温度で届くかがそのまま味と扱いやすさに効いてきます。順位よりもここを先に決めます。
温度帯で三つに分けて考える
届き方で分けると、だいたい三つです。
| 届き方 | 扱いやすさ | |
|---|---|---|
| 焼き菓子 | 常温 | 日持ちが長い。置き場所に困らない |
| 生菓子系(ケーキ・生チョコなど) | 冷蔵 | 日持ちは短め。届いたら予定を作ることになる |
| 冷凍便のもの | 冷凍 | 日持ちは長いが、冷凍庫の場所が要る |
抹茶の色と香りをいちばん楽しみたいなら、冷蔵や冷凍のものが向いています。つくりたてに近い状態で届くからです。そのかわり、受け取りと保存に手間がかかります。
常温の焼き菓子は、色と香りでは譲りますが、置いておけるという強みがあります。自分用に少しずつ食べるなら、こちらが続けやすいところです。
冷凍で届いたものは、解凍のしかたが同梱されているはずです。書かれたとおりにしてください。急いで解凍すると水っぽくなります。
贈り物にするときに見るところ
自分用と贈り物では、見るところが変わります。贈るなら、相手の手間を先に考えます。
冷凍便を贈るのは、思うより負担です。 相手の冷凍庫に場所があるとは限りません。箱が大きいと、入れるために何かを出すことになります。事情が分からない相手なら、常温のものが安全です。
受け取りの都合。 冷蔵・冷凍は日時指定が要ります。留守が続くと再配達になり、品物にも気を使わせます。
量。 大きな詰め合わせは、ひとり暮らしの方には重いことがあります。食べきれる量かどうかを見ます。
個包装かどうか。 分けられる形だと、相手が家族や職場で配れます。
このあたりの考え方は、先生へのお歳暮でも同じです。時期・のし・表書きといった形式のことは茶道の先生へのお歳暮に、お稽古の日の手土産は茶道の手土産に向く和菓子の選び方にまとめました。
「どれが一番か」では選ばない
抹茶のお菓子は好みの幅が広いものです。甘みの強いものが好きな人もいれば、苦みがはっきりしているほうがよい人もいます。順位は、その人の好みの順位でしかありません。
順位のかわりに、注文画面で確かめられることを見ます。
- 日持ちの日数……「製造日から何日」と書かれています。届くまでの日数が引かれることも頭に置きます
- 保存方法……常温か冷蔵か冷凍か。ここで扱いやすさが決まります
- 個包装かどうか……商品説明か画像で分かります
- 抹茶についての書き方……産地や、抹茶の量に触れているお店は、材料に気を使っている目印のひとつになります
この4つを見てから、好みで選べば外しません。
なお、自分で作るという選択肢もあります。製菓用の抹茶は、そのまま飲む用の抹茶とは別に売られています。違いは抹茶の選び方と茶道用とラテ用の抹茶は何が違う?にまとめました。
まとめ
- 抹茶は光・湿気・空気・熱に弱い。お菓子になっても緑が沈み、香りが抜けていく
- だから順位より先に、常温・冷蔵・冷凍のどれで届くかで決まる
- 色と香りを取るなら冷蔵・冷凍、置いておけるのを取るなら常温の焼き菓子
- 贈り物に冷凍便は負担になりやすい。事情が分からない相手には常温のものを
- 注文画面で見るのは、日持ちの日数・保存方法・個包装か・抹茶についての書き方の4つ
- 順位は人の好みの順位。物差しを決めてから、好みで選ぶ