家で抹茶を点てるようになると、合わせるお菓子がほしくなります。近所に和菓子屋さんがあればいいのですが、ないことのほうが多いはずです。
お取り寄せは便利ですが、届いてから「思っていたのと違う」となりやすいのも事実です。写真では日持ちも大きさも分かりません。この記事では、どれがおすすめかではなく、自分で選べるようになる見方をまとめます。
まず、日持ちで三つに分けて考える
和菓子選びでいちばん効くのが、この分け方です。
| 日持ちの目安 | 向いている場面 | |
|---|---|---|
| 生菓子 | その日か翌日まで | 特別な日。人が来る日に |
| 半生菓子 | 数日から一週間ほど | 週末にゆっくり飲むとき |
| 干菓子 | 数週間から数か月 | 常備して、毎日の一服に |
「毎日の一服用」と「特別な日用」を分けて買うと、無駄が出ません。干菓子を常備しておいて、生菓子はときどき取り寄せる、という形が続けやすいところです。
主菓子と干菓子の違いそのものは主菓子と干菓子はどう違う?にまとめました。
季節のお菓子は、時期を逃すと買えません
和菓子は季節と結びついています。その時期にしか作られないものがあることを頭に入れておくと、買い逃しが減ります。
たとえば花びら餅は年末から一月のごく短い期間だけです(花びら餅|初釜でいただくお菓子と、その時期)。桜の時季、夏の水菓子、秋の栗——それぞれ出回る時期が決まっています。
気になったときが買いどきです。「来月にしよう」と思っているうちに、店先から消えます。
季節のお菓子は予約を受け付けていることがあります。人気のものほど早く締め切られるので、毎年同じものを楽しみたいなら、前の年に「いつから予約できますか」と聞いておくと確実です。
注文する前に確かめる4つ
届いてからがっかりしないために、商品ページで見ておきたいところです。
- 日持ち:「製造日から○日」の表示。届くまでの日数を引くと、実際に手元にある日数が分かります
- 保存方法:常温か、冷蔵か、冷凍か。冷凍便は受け取りの都合も考えます
- 大きさと個数:写真だけでは分かりません。一個あたりの大きさが書かれているか確かめます
- 届く日の指定ができるか:生菓子は、受け取れる日に合わせないと傷みます
とくに3の大きさは見落とされがちです。思ったより小さい、逆に大きすぎて一人では食べきれない、というのはよくある行き違いです。
届いてからの扱い
生菓子は常温が基本です。冷蔵庫に入れると餅や求肥が硬くなることがあります。届いたら涼しいところに置き、その日のうちにいただきます。
干菓子は湿気を嫌います。袋や缶に入れたまま、乾いた場所に置きます。開けたら早めに。
冷凍で届いたものは、解凍のしかたが同梱されているはずです。自己流で急いで解凍すると水っぽくなるので、書かれたとおりにします。
抹茶と一緒に保存しないでください。抹茶はにおいを吸います。和菓子の香りが移ることがあるので、別の場所にしまいます。抹茶の保存は開けたあとの抹茶、どう保存する?にまとめました。
失敗しにくい買い方
最後に、続けやすくするための考え方を三つ。
少量から試す:同じお店でも、好みに合うものと合わないものがあります。まずは小さい詰め合わせで、何が好きかを知るところから。
抹茶と合わせて考える:甘さの強いお菓子は濃いめのお茶に、淡いお菓子は軽めに。点て方は薄茶の点て方にまとめました。お菓子に合わせて抹茶の量を加減すると、ぐっとおいしくなります。
食べきれる量を買う:和菓子は作りたてがいちばんです。安いからと大きな箱を買うより、少しずつ何度ものほうが満足度が高くなります。
まとめ
- 日持ちで生菓子・半生菓子・干菓子に分けて考える
- 常備用の干菓子と、特別な日の生菓子を分けて買うと無駄が出ない
- 季節のお菓子は時期を逃すと買えない。気になったときが買いどき
- 注文前に、日持ち・保存方法・大きさ・届く日の指定を確かめる
- 生菓子は常温でその日のうちに。干菓子は湿気を避けて
- 抹茶と一緒にしまわない。においが移ります
- 少量から試して、食べきれる量を買うのが続けるこつ