裏千家の茶道教室に通うと決めたら、最初に自分の道具を揃えます。とはいえ、揃えるのは片手で持てるくらいの小さな道具だけです。お茶碗や棗(なつめ)など、お点前で使う大きな道具は、教室のものを使うのが一般的です。
この記事では、裏千家で最初に揃える道具と、選ぶときに気をつけたいことをまとめます。
まず揃える6点
| 道具 | 何に使う? | 選び方 |
|---|---|---|
| 帛紗(ふくさ) | お点前で道具を清める | 女性は赤、男性は紫の無地 |
| 古帛紗(こぶくさ) | 濃茶の茶碗をいただくとき、道具を拝見するときに使う | 柄のある小さな布。色柄は好みでよいことが多い |
| 扇子 | 挨拶のときに前に置く | 茶席用の小さな扇子。男性用と女性用で大きさが違う |
| 懐紙(かいし) | お菓子をのせる、お茶碗の飲み口を拭いた指を清める | 男性用と女性用で大きさが違う。白無地が無難 |
| 菓子切り(楊枝) | お菓子を切って口に運ぶ | 楊枝入れとセットのものが便利 |
| 帛紗ばさみ | 上の道具をまとめて持ち運ぶ | 懐紙が入る大きさのもの。少し大きめの数寄屋袋(すきやぶくろ)を使う人もいる |
表千家・武者小路千家では、古帛紗の代わりに出帛紗(だしぶくさ)を使います。ほかの流派に通う場合は、揃えるものが少し変わります。
買う前に
教室によっては、帛紗の色や扇子の種類を先生が指定することがあります。また、教室でまとめて用意してくれる場合もあります。購入の前に、先生に「自分で用意しますか?」と一度聞いておきましょう。
セットで買うか、単品で買うか
はじめての人には、流派を指定できる初心者セットが便利です。必要なものがひととおり入っていて、帛紗の色を間違える心配もありません。
一方で、単品で選ぶと、帛紗ばさみの柄や古帛紗の裂地(きれじ)を自分の好みで選べます。お稽古を続けていくうちに、少しずつ好きなものに買い替えていく人も多いです。
裏千家 初心者セット(女性用)
裏千家 初心者セット(男性用)
あとから足していくもの
お稽古が進むと、次のようなものが必要になることがあります。最初から揃える必要はありません。
- 茶巾(ちゃきん)と茶巾入れ:お点前の練習が進むと使います。教室で用意してくれることもあります
- 白い靴下の替え:毎回のお稽古で履くので、何足かあると便利です
- 懐紙の補充:お稽古のたびに使うので、なくなる前に足しておきます
家で練習したくなったら、茶筅(ちゃせん)や茶碗など、お茶を点てる道具を揃えていく人もいます。
懐紙(女性用・白)
まとめ
- 裏千家で最初に揃えるのは、帛紗・古帛紗・扇子・懐紙・菓子切り・帛紗ばさみの6点
- 帛紗は女性が赤、男性が紫。古帛紗を使うのは裏千家
- 迷ったら流派を指定できる初心者セットから。買う前に先生に一度確認を