はじめての茶道

帛紗(ふくさ)の色とサイズ|流派と男女で違うところ、最初の一枚の選び方

田村ゆき裏千家・表千家・武者小路千家

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はじめに道具の色やサイズ、作法は、流派や先生によって違います。道具を買う前に、通う教室の先生に一度確認してください。

茶道をはじめるとき、最初に買う道具のひとつが帛紗(ふくさ)です。無地の布一枚なのに、流派と男女で色が決まっているので、迷う人がとても多い道具でもあります。

この記事では、帛紗の役割、流派ごとの色の違い、最初の一枚を選ぶときの順番をまとめます。

帛紗は何に使うの?

帛紗は、お点前のときに茶杓や棗(なつめ)などの道具を清めるための絹の布です。一枚の布を二つ折りにして縫ったもので、一辺が30センチ弱のほぼ正方形をしています。

帛紗をたたんで道具を拭く一連の動きは「帛紗さばき」と呼ばれ、お稽古のはじめのうちに必ず練習します。つまり、帛紗はお稽古の初日から使う道具です。

流派と男女で決まっている色

帛紗の色は、三千家(裏千家・表千家・武者小路千家)では次のように分かれています。

女性 男性
裏千家 赤 紫
表千家 朱 紫
武者小路千家 朱 紫

同じ「赤っぽい色」でも、赤と朱は別の色として扱われます。お店では「裏千家用」「表千家用」と書いて売られていることが多いので、流派名を目印に選ぶと間違えにくくなります。

柄の入った帛紗も売られていますが、お点前で使う帛紗は無地が基本です。

古帛紗・出帛紗との違い

名前が似ている道具に、古帛紗(こぶくさ)と出帛紗(だしぶくさ)があります。

  • 古帛紗:帛紗より小さく、柄のある裂地で作られています。裏千家で、主に濃茶をいただくときや、道具を拝見するときに使います
  • 出帛紗:帛紗と同じくらいの大きさで、表千家・武者小路千家では主に濃茶のときに使います

どちらを使うか、いつ使うかは流派とお点前によって変わります。最初に揃えるものに入っているかどうかは、先生に確認してください。

最初の一枚を選ぶ順番

  1. 通う教室の流派を確認する
  2. 先生に「帛紗は自分で用意しますか?」と聞く(教室で用意してくれる場合もあります)
  3. 流派名と男女の区別が書かれた、無地の帛紗を選ぶ

帛紗・扇子・懐紙などがまとまった「初心者セット」もあります。何を揃えればいいか分からないうちは、流派を指定できるセットから始めると迷いが少なくなります。

帛紗 裏千家 女性用(赤・無地)

帛紗 裏千家 女性用(赤・無地)

裏千家で女性が使う赤の帛紗。はじめは正絹の無地を一枚。

帛紗 表千家 女性用(朱・無地)

帛紗 表千家 女性用(朱・無地)

表千家・武者小路千家の女性は朱色。赤と間違えないように。

帛紗 男性用(紫・無地)

帛紗 男性用(紫・無地)

三千家では、男性は紫が基本です。

まとめ

  • 帛紗はお稽古の初日から使う道具
  • 三千家では、色は流派と男女で決まっていて、女性は裏千家が赤、表千家・武者小路千家が朱、男性は紫
  • 買う前に、流派と「自分で用意するか」を先生に確認する

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